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    新穂高から三俣蓮華岳へ

    9月9日(土)
    2:16新穂高センター→3:16わさび平小屋→3:31小池新道入り口→5:16鏡平山荘→6:14弓折岳分岐→7:03双六小屋→8:53三俣蓮華岳→10:04双六岳→10:37双六小→11:35弓折岳分岐→12:04鏡平山荘→13:52小池新道入り口→14:05わさび平小屋→14:55新穂高センター
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    前日仕事を早く終わらせ新穂高駐車場へ向かう。目指すは市営新穂高第3駐車場、いわゆる深山荘前の無料駐車場。ここに駐車できないと鍋平の方へ回される。そうなると、往復1時間を超える余計な登山を強いられる。8時過ぎに着いたが既に「満車」の看板、係の人に何時に満車になったか聞いた所、午後5時前との事。何たる恐るべし、今やこの駐車場に停められる事は奇跡に等しい位プレミア駐車場だ。

    あえなく撃沈し鍋平に向かおうと思ったが、その前に市営第2駐車場の様子を見に行くと何と空きがあるではないか。この駐車場は有料ではあるが唯一24時間営業で登山者も利用できる様になっている。料金は6時間毎に500円という事で24時間停めたとしても2,000円で済む。登山センターのすぐ近くという事や、双六方面への登山道に隣接している事を考えれば、無料の鍋平からの登山と比較しても費用対効果はそれ程高いものではないであろう。寧ろお金払ってでもここに停めたい人の方が多いのでは?ただ、連泊になると料金もどんどん加算されるので、日帰登山者にとってはもってこいの場所であろう。
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    上の写真は蒲田川の対岸からみた第2駐車場。笠ヶ岳の山域が目前に迫っている。

    今日はとりあえず双六小屋まで行ってみる事にする。このコースは水の確保には困らないので空のペットボトル2本を持ちその都度補給することにした。おかげでいつもよりザックが軽くて済む。
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    深夜の左俣林道・小池新道を歩き、鏡平山荘の手前でようやく明るくなった。鏡池では前泊者数名が「逆さ槍」を写そうとスタンバっていた。丁度ガスに覆われていたものの穂先は何とか顔を出してはいたが、直ぐに一面がガスに覆われてしまった。
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    弓折岳への登りでは丁度前泊者が出発し始めた頃と重なり、途中何人もの登山者を追い抜かせてもらった。稜線に出たが辺り一面ガスに覆われて何も見えない。「花見平」で出会った登山者も「ここでこの天気ではたまんないね」とぼやいていた。ほんとその通り、今日は間違いなく好天のはず。まあそのうちガスもとれ大パノラマとご対面出来るでしょう。
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    実際、双六小屋が見えた辺りから鷲羽岳がガスの中から顔を出し始め、小屋に着いた時には完全にガスがとれ快晴の空になっていた。
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    2004年以来実に13年振りの双六小屋だ。あの時は今日と同じコースを登りここで一泊、翌日西鎌尾根から初めて槍ヶ岳に登り、飛騨沢・右俣林道をヨレヨレになりながら下山した自身初の北アルプスだった。初めて山小屋に泊まった思い出の場所だ。
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    新穂高から約5時間歩き続け疲れも出てきたのでここで小休憩をとる。ここは水場もありトイレも綺麗でおまけに鷲羽岳などのロケーションも良く、休憩するにはもってこいの場所だ。
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    ここはちょうど槍ヶ岳と笠ヶ岳それに三俣蓮華岳方面に向かう人が必ず通る場所でもあり、常に登山者の絶えない所だ。休憩中も多くの登山者が行き交っていた。

    休憩しながら今日の折り返し地点を何処にするか考えた。目の前に見える鷲羽岳まで行きたいが体力的に厳しそうだ。とりあえず三俣蓮華岳まで行く事にする。実はこの双六小屋から三俣蓮華岳の区間を歩く事が今回の目的の一つである。この区間は一度も歩いた事が無く、ここを歩けば薬師岳から西穂高岳までが線で繋がる事になる為だ。

    秋晴れの中、巻道ルートを歩く。前方には常に三俣蓮華岳から鷲羽岳、更には水晶岳への稜線が目に入り、振り返れば北鎌尾根から槍ヶ岳への稜線が荒々しい。
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    道中視界をさえぎるものが全く無くこれから進む道や歩いてきた道がはっきりと分かり、とても歩きやすい。疲れを感じる暇無くあっという間に三俣蓮華岳に到着した。
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    12年振りの三俣蓮華岳、といっても前回は訪れた記憶が殆ど無い。飛越新道から黒部五郎岳を経由して雲の平を周回する縦走中で、おまけに雨の中、景色も全く見えずただ通り過ぎた記憶しかない。しかし今回は打って変わって秋晴れの中、素晴らしいパノラマが迎えてくれた。こんな景色が広がっていたなんて12年前には夢にも思わなかった。
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    懐かしい黒部の源流や雲の平、更には薬師岳、太郎平、北の俣岳など縦走したコースが全て一望できた。目を凝らせば太郎平の遙か向こうに日本海も見える。ここは何時までも眺めていたい日本の数少ない桃源郷だ。

    天気予報につられて思い立ったようにここまでやって来たが、この天気この景色は一生の思い出になる位最高だった。名残惜しいがここでUターンし帰路に就く。帰りは稜線ルートを歩き、双六岳越しの槍ヶ岳を見る。ここも槍の絶景ポイントの一つ、なだらかな曲線と槍の対比が実に特徴的で他に類を見ないポイントだ。
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    鏡平山荘でちょうどお昼になり、昨年同様生ビールとラーメンを堪能、小池新道ではこれから稜線を目差す沢山の登山者と入れ替わる様に下山する。
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    左俣林道では間近に迫る雷鳥岩やクリヤノ頭に圧倒されながら新穂高センターに到着。

    ここでもまた有料駐車場の恩恵を受ける。いつもならここから更に歩いて駐車場に戻り、そこから車を走らせ途中の風呂に立ち寄るのだが、今回はそのまま車中の着替え袋を持ち出し、駐車場から蒲田川を挟んで目と鼻の先にある中崎山荘のお風呂にも立ち寄る事ができた。
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    登山者の評判が良く以前から入りたい温泉だった。快晴の中の山行を締めくくる様に気持ちよく汗を流し、帰路に就いた。
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    [ 2017/09/11 13:29 ] 登山 北アルプス | TB(0) | CM(0)

    文殊山トレ

    8:38二上登山口→9:09大文殊→9:39橋立山→9:56酒清水登山口→10:41奥の院→11:23二上登山口
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    娘を学校に送って行った帰りに久しぶりの文殊山縦走トレーニング。
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    相変わらず人気の山で、駐車場はほぼ満車状態、駐車場へのアプローチも良くなっていた。

    大文殊を過ぎれば人がぐっと少なくなるのがこの山の特徴。奥の院から先出会ったのは2組のみ。
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    橋立山からの下り、前回間違えた酒清水登山口への分岐を間違えない様する。
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    酒清水登山口まで、ほぼ前回と同じ80分、さあ折り返し。
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    奥の院への登りで多少足にきたが、ここから先は下りばかりだ、がんばろう。
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    タイムは2時間45分、前回を10分オーバー。今からお仕置きの鬼トレに向かいます。
    [ 2017/09/03 16:03 ] ランニング トレーニング | TB(0) | CM(0)

    白山禅定道トレイルマラソン

    8月20日(日)
    第14回目の白山禅定道トレイルマラソンに初参加
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    白山には「越前、加賀、美濃」と禅定道と呼ばれる参道が三つあるが、この大会は「平泉寺」を起点とした越前禅定道の一部の区間をコースとするもので、全長10キロ・高低差1200メートルのレースだ。最初の約2キロは通常の舗装路を走るが平泉寺の境内からは石畳になり、そこから先約8キロは登山道となる。

    こういった登山道を走るレースは奥飛騨トレイルラン以来だ。あのレースは全長30キロを超える上りあり下りありのコースで、下りを思い切り走ったせいか、以来膝の具合を悪くしてしまった。なのでトレラン大会はもう出るつもりは無かったのだが、この大会は上り一辺で距離も手頃なので、また今年は白山開山1300年記念という事もあり、由緒ある越前禅定道の一部を使ったこの大会に参加する事にした。

    コースは6月に登山装備で下見してある。平泉寺の境内を過ぎて、いきなり500メートル程の急登がある。一旦フラットの道が2キロ程あり、最後はまた500メートル程の急登でゴール、ザックリこんな感じだ。イメージ的には鬼ヶ岳を途中フラット道で結んで2回登る様な感じ。登山装備で登って2時間弱だったので、最初の2キロのRUNを加えてもトレランスタイルなら2時間は切れるだろうと想定。

    こういったレースは登山道に入ってしまったら、中々追い抜くのは難しいので最初のRUNでどれだけ良い位置に着くかで順位はほぼ決まってしまうと思っていた。スタートは午前7時、元々スタートダッシュなどにはこの方縁が無いので見る見る先頭から遅れる一方だ。RUNの途中、境内前の急坂ではもうリタイヤしようと思った位足がパンパンに張ってしまった。

    それでも何とか三の宮まで辿り着き、ようやく登山道に入る。登山道の登りのきつさは鬼ヶ岳で十分慣れているので登り区間では抜かれる事無く、逆に前のランナーを一人一人かわして行く。約500m登り切った所で給水所が設けられていたが、よくまあこんな所に設けたなと思う位山の中。スタッフの方々が山中を運んできてくれたとしか考えられず、頭が下がる思いだ。

    登山道がフラットになった途端、後続ランナー数人に抜かれた。ここは最後の登りに備えて体力を回復する区間と割り切り追うのを止める。トレランは文字通り「走り」と「登り」がmixされたレースで、「走り」の得意な人はフラット区間でタイムを稼ぎ、「登り」が得意な人は登り区間でタイムを挽回する。両方得意な人は遙か先に行っているが、自分の様な亀ランナーにはこの辺の駆け引きが面白かった。

    中の平小屋を過ぎてから最後の急登が始まる。先程のフラット区間で抜かれたランナー達を難なく抜き返していく。登りが苦手な人にはこの最後の登りは酷であろう。法恩寺山頂を越えて更にアップダウンがあるのも下見で確認済み、この区間でも2,3人抜いてゴール。タイムは想定通り1時間53分台。結局最初のRUNで順位は決まってしまった様なものだった。

    レース後は中の平小屋まで自力で下山し、そこからはバスでスタート地点まで移動というありがたいおもてなしだった。
    [ 2017/08/22 16:33 ] ランニング 大会 | TB(0) | CM(0)

    2017富士山登山計画(回顧編)

    富士登山から丸一日、何故だか分からないが体に疲労みたいなものが殆ど無い。全く無いとは言えないが、先週の早月尾根の時には下山後二日間全く体を動かしたくない程疲労が溜まったのに、今回は翌日に鬼ヶ岳トレに出かけた。標高差や歩行距離をみても早月尾根を上回るほどハードな山行だと思っていた今回の御殿場ルートだが、なぜこの様な差が出たのだろうか?

    一番の要因は登山道の質の違いであろう。どちらも上り一辺に違いは無いが、早月尾根の場合は木の根っこによる段差、岩場の段差、更には鎖場など、国内で登山をする上で考えられるありとあらゆる要因が含まれている。一方御殿場ルートは山頂直下を除きほぼ全てが火山礫の砂利道である。砂利道が故に一歩一歩が程よいクッションになり、足腰の負担が軽減される。

    呼吸の面から言えば、早月尾根では急な段差や鎖場を全身の力を使って登る場合、どうしても無酸素運動になるのに対し、御殿場ルートはほぼ全行程有酸素運動で行ける。手を使って登る様な場所は皆無である。

    下山時では更に違いが顕著である。早月尾根は一歩一歩の段差が激しくその衝撃を足腰が吸収する。特に早月小屋からの下りは一見危険な場所が無い様ではあるが、その下りの長さにボディーブローの様に疲労が蓄積していく。自分は「試練と憧れ」の「試練」はこの早月尾根からの下り区間だと実感している。

    一方の御殿場ルートの下りは昨日書いた通り、大半を占める「大砂走り」を実に疲労感無く軽快に下りる事ができる。この「大砂走り」が上りに対しどれ程一瞬かという事をGPSログで再生してみたので実感していただきたい。尚ログは2000倍速で山頂滞在時のログは比較し易い様カットしてある。地図右下が登山口、左上が山頂である。


    一見難易度が低い様にみえる御殿場ルートではあるが、これは今回の登山時の条件にもよるものであり、これが日中の炎天下や風雨の時では全く違う登山になる事は言うまでもない。山頂までの高低差や距離は紛れもなく日本では類を見ないコースであり、高山病に対する危険性は常に存在する。4つのルートの中で道迷い・疲労で動けないといった救助要請が一番多いのも御殿場ルートである。

    [ 2017/08/15 10:29 ] 独り言 山について・・・ | TB(0) | CM(0)

    2017富士山登山計画(登頂編)

    8月13日(日)
    23:48御殿場口新五合目→23:56大石茶屋→0:39次郎坊→1:53新六合目→2:49七合目→3:52八合目→4:36御殿場口頂上→6:50御殿場口頂上発→7:21八合目→7:47七合目→8:21次郎坊→8:37大石茶屋→8:55御殿場口新五合目
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    19時30分頃に御殿場口新五合目駐車場に到着。当初の駐車場のイメージは、ルート別による登山者数からみて、閑散・静寂としていて、剱岳の馬場島駐車場の様なイメージだった。しかし予想とは全く反転、ほぼ満車状態で、これから出発しようとする人や、翌朝の出発に備え車中泊の準備をしている人たちで賑わっていた。さすがはシーズン真っ只中の富士山、いかに4ルートで一番登山者が少ないと言っても他の山に比べれば人の数は雲泥の差だ。

    真っ暗の中、駐車場からは既に山頂を目指して登っている人たちのライトが幾つも見え俄然テンションが上がってきた。この山は四六時中登山者がいる本当に特別な山だ。因みに日中晴れていれば駐車場からはこの様な姿の富士山が望める。
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    登山者のライトに誘発され計画変更!当初仮眠をとって明け方から登ろうと思っていたのだが、せっかく早く着いたので夜中に登って山頂で御来光を見る事にしよう。ネットで富士山の御来光時刻を調べると4時50分頃、CTは8時間20分、6掛けで登れたとしても5時間はかかる。12時前には出発しないと間に合いそうにない。帰りの運転もあるので多少の仮眠時間は欲しい所だ。仮に御来光時刻までに登頂出来なくても、コース途中でも御来光は見られるので、その点納得して仮眠をとる。

    周りが騒々しいので余り眠れなかったが、11時に起き準備を整えいよいよ1440mの登山口をスタート。3776mまで標高差2336mの試練だ。保全協力金を支払おうと思ったのだが深夜のせいか何処に行けばよいか分からず、結局払わず仕舞いになってしまった。
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    歩き出してすぐ無人の大石茶屋に到着、ここから七合目の山小屋までは全く人工物の無い登山道が延々と続く。深夜なので景色が見える筈も無く、只ライトの明かりだけを頼りに修行の様に上り続ける。登山道といえば富士山特有の火山礫の砂利道一辺で、石や木の根っこ等で足を取られる危険性もなく至って安全な登山道だ。次郎坊(1920m)までは傾斜も緩く、砂利も締まっていて非常に歩き易い。

    標高も2000mを超え、徐々に傾斜がきつくなるにつれ登山道も歩きにくくなる。砂利の締まりが無くなり、一歩踏み出す毎に半歩下がる様な歩きになり中々前に進まなくなる。足を真っ直ぐ出すよりスキー板で緩斜面を登る様に、足をハの字開いて前傾して登ると若干登りやすい。しかし普段使わない筋肉を酷使しそうで先が思いやられる。

    出発して3時間、ようやく七合目の山小屋に到着、ここでは「わらじ館」と「砂走館」の2件の山小屋が営業中。トイレもここで利用可能。ここまで来る途中何人かの登山者を追い越したが、中には登山道の際で座り込んでいる人や、横になって休んでいる人も多く見かけた。富士山を登る人は、どちらかと言えば普段から登山をしているというよりも、「富士山だから登る」と言った俄登山者が多いのが特徴だ。高山病の恐れも有り、ましてや他の3つに比べ過酷なこのコースは安易に選択すべきではないだろう。

    七合目からは岩場も出てきて傾斜もきつくなるが、逆に通常の登山道の様になり寧ろ歩きやすい。さすがに空気が薄いため呼吸を整える為何度も立ち止まる。それでも何とか日の出前には山頂に到着、登った時間は4時間50分、奇しくも先週の早月尾根とほぼ同じだった。

    山頂の人の数も日本一、御来光に合わせて登ってきた人たちでごった返し、何と係員が交通整理をしているではないか(笑)。
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    御来光は当初予定していなかった分、何か得をした様な感じだった。例え御来光目当てに登ったとしても、天候によっては運悪く見られない人もいるのに本当に素晴らしいものが見られてラッキーだった。残念ながら周囲の景色は雲海で見られなかったが、代わりに最高峰の剣ヶ峰への稜線からは雲海に「影富士」を見る事ができた。
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    山頂のハイライトが「御来光」とすれば、下りのハイライトはなんと言っても「大砂走り」である。御殿場ルートの下山専用に設けられたコースで、七合目から次郎坊までの区間、標高差約1120mを一気に駆け下りる事ができる砂利道だ。当初は足や膝に多少の衝撃がかかるであろうと思いきや、実際下ってみると全くといって良い程体に負担が掛からない。地中深い砂利の層が一歩一歩の衝撃をものの見事に吸収し、自然とブレーキをかけてくれる。ただ重力に従って足を前に出してさえいれば良い。
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    因みにこの区間の上りにかかった時間は2時間10分、対して下りはたったの34分だ。コース全体を通しても、上りが4時間48分に対し下りが2時間5分、最後大石小屋でのんびりかき氷を食べたので実質2時間を切って山頂から下りてきた事になる。これは他のルートでは考えられない御殿場ルートの大きな特徴であり、こんなに山頂から一気に下りて来られる場所は日本中どこを探してもここしか無いであろう。

    実際は大砂走りにかかった辺りからガスに見舞われ、終始視界が10m程しかなかった。晴れていれば下界を眺めながらもっと楽しめただろうが、やむを得ないだろう。逆にガスで砂埃が立たず、マスクや水泳用のゴーグルを持参したが全くの無用に終わった。
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    駐車場で帰りの支度をしている頃から雨が降り始め、SNS等によると山頂も雨に見舞われ酷い天気だったらしい。予定を変更して早めに下山できて本当に正解だった。
    [ 2017/08/14 15:46 ] 登山 その他の山域 | TB(0) | CM(0)

    4年ぶりの早月尾根

    8月6日(日)
    2:06馬場島登山口→4:41早月小屋→7:02剱岳山頂→9:29早月小屋→11:57馬場島登山口
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    週末は土曜日に予定が入っていたのと、台風接近中という事で山に行く予定はなかった。ところが台風の動きが非常に遅く、北陸地方の日曜日の予報が晴れということだ。この時期晴れの休日をみすみす何もせずに過ごすのは勿体ない。台風の影響をなるべく受けない北の方で日帰りできる山として頭に浮かんだのが早月尾根からの劔岳だ。

    前回登ったのが2013年の8月、もう体力的に登る事はないだろうと思っていた早月尾根だが実に丸4年ぶりのチャレンジだ。

    それと今回もう一つ早月尾根を登る意味合いがある。近々登る予定の富士山御殿場ルートに向けての体力作りである。

    早月尾根 標高差2,220m 往復距離14.9km
    富士山御殿場ルート 標高差2,300m 往復距離17.5km

    標高差は早月尾根が100m足りないが、これが累積標高差になると早月尾根が2,400mと御殿場ルートを逆転する。(御殿場ルートの累積標高差は不明、恐らく登り一辺なので標高差とイコールと思われる)

    こうしたデータやコース中岩場がある事を考えれば、難易度は早月尾根の方が高いのかもしれない。いずれにしても今回早月尾根を登る事は富士山を登る上での良い試金石となる。

    2時過ぎに馬場島をスタート、いきなりの急登もよく心得たもので息を乱さない様ゆっくりと登り始める。天気は悪くはないが、湿気が多めで霧も出ているので足元が滑りやすい。立ち止まると直ぐに虫が集まってくるので苛々したが、後でライトを消して立ち止まればいい事を学習した。
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    途中何人か単独男性を追い抜く。そう、ここは早月尾根、夜中に出発し日帰チャレンジする変態登山のメッカなのだ。

    汗と露でびしょ濡れになり早月小屋に到着、意外にも2時間35分と過去最高のペースだ。服を着替え行動食を摂っている間に明るくなってきたのでライトを片付ける。ここから見る北方稜線は何度見ても圧倒的な存在だ。劔の懐に入ってきたんだなと実感する。
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    天気は相変わらず悪くはないが、スカッと晴れる様な感じではない。周囲の山を見渡してもガスがかかっていたり晴れていたりと終始この様な天候だった。しかし贅沢は言ってられない。ここから先は天気によって天と地の差がでるコースである。岩が濡れていないだけありがたいと思わなければならない。
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    久しぶりの「カニの挟み」もボルトが一回り大きい新しいものに替えられていた。
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    山頂到着は7時2分、前回を4分上回り自己記録を更新した。記録更新が目標ではなかったが、必然的に過去とほぼ同じペースで登れた事でかなりの自信になった。
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    4年ぶりの劔の山頂、何回来てもよくまああんな所(馬場島)から登って来れたなあ、と感慨深くなる。山頂は大勢の登山者、特に女性の登山者が今までに比べ多い様な気がする。ヘルメットの着用率も高い。行動食を摂りながら早月尾根からほぼ同時刻に登ってきた石川在住のお兄さんと歓談。今年の白山の異常なまでの人の多さに共感、来週は室堂から五色ヶ原、薬師岳を縦走し折立に下りる計画だそうだ。自分も一度歩いてみたいコースなので羨ましい限りだ。
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    周囲の山から早くも積乱雲が上がっている。ひょっとして早めに天気が崩れるかもしれない。40分程滞在して下山開始、山頂直下の岩場ゾーンではこれから登る人とのすれ違いに気を遣う。北方稜線に日が当たると、山肌のコントラストが一気に栄え威圧感が増す。
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    早月小屋まで下りれば一安心。後は馬場島までの延々と続く下りを重力に従って下りるだけでいいだけの話だ。
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    テーブルで休憩していると、独りの男性が登ってきた。隣のテーブルに座るといきなり「今日はここでUターンします」と話しかけてきた。石川の方で、どうやら途中から体長が悪くなり、汗が止まらなくなり2リットルの水を飲み干したとの事だ。普段なら3時間で着く所を今日は4時間もかかってしまったと嘆いていた。次回リベンジするとの事。4時間なら十分コースタイムより早い時間なのだが・・・。

    自分も全く同じ経験があるので、翌週リベンジできた事を話し、「次回はしっかりリベンジして下さい」と激励して別れた。

    小屋を出てかなり下った頃、山頂の方からいきなり雷の音が響いてきた。まだお昼前なのだが、やはりあの積乱雲は前兆だった。何事もなかったら良いのだが。松尾平辺りから雨に見舞われたが、そのまま下山し馬場島荘のお風呂で汗を流した。
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    台風前の貴重な休日に、久しぶりの剱岳を満喫する事ができ、自分の体力も確認でき大満足の一日だった。


    [ 2017/08/07 10:42 ] 登山 北アルプス | TB(0) | CM(0)

    別山のチャレンジャー達

    7月29日(土)
    5:23市ノ瀬→5:40チブリ尾根登山口→7:27チブリ尾根避難小屋→8:22御舎利山→8:34別山→10:45南竜山荘→11:21エコーライン分岐→11:50五葉坂分岐→11:58黒ボコ岩→12:26殿ヶ池避難小屋→13:00別当坂分岐→13:30別当出合

    5時少し前に市ノ瀬に着くと駐車場は既に満車で、永井旅館手前の空き地に停めさせられた。5時で満車なんてありえない!

    チブリ尾根を登るのは2010年以来実に7年振り。天気が悪いのは承知の上だったが、避難小屋辺りからガスが晴れ白山が全容を現してくれた。やはり景色が見えるのと見えないのとでは大違いだ。
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    途中計15人の登山者を追い越し別山に到着。若い単独女性や二人組女性などもこの長丁場の登りにチャレンジしていた。以前では余り見られなかった光景だ。

    別山の山頂は2組3名のみ、ガスが多いもののこれから歩く縦走路や室堂の様子がみえる。
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    服を着替え行動食を摂っていると単独の男性が登ってきた。話をすると何と彼は夜中の12時に市ノ瀬を出発し、車道を歩いて別当出合に行き、砂防新道から山頂を経てここまで縦走してきた、との事。この後チブリ尾根を下り12時までにゴールしたいと言っていた。市ノ瀬起点12時間切りチャレンジ周回だ。

    市ノ瀬から別当出合まで深夜歩くという発想がいかにも変態だ。

    更にしばらくすると三ノ峰方向から単独男性が登頂してきた。20代位の若者だが、この彼がまた変態だった。「上小池からですか?」と尋ねたら何と石徹白を3時に出て来たと言うではないか!彼は室堂を指さし「あの赤い建物はなんですか?」と訪ねる。どうや白山は初めての様で「南竜か室堂か迷ってるんですけど、あそこまで(室堂)行けますか?」と言う。

    自分はこの時点で彼はてっきり南竜か室堂で宿泊するものだと思い込んでいたので、「今から(9時前)だったら十分室堂まで行けますよ」と言ってしまった。しかしその後更に地図を広げて話をしているうちに、どうやら彼は宿泊ではなく、ピストンのチャレンジ中という事がわかった。慌てて「それだったら南竜まで言って改めて考え直した方がいい」と言ったが彼はすっかりその気モードに入ってしまってていた

    どうやら別山に単独で来る男性は自分も含め変態が多い様だ。

    その後、彼を追う様に縦走路を歩いていると再び単独男性とすれ違う。挨拶で顔を合わすと見た事のある顔。なんと日帰り登山&マラソンの方ではないか?声をかけ損ねてしまったが、彼こそまさに変態の鏡の様な方だ。

    白山への縦走路はやはり何度歩いても飽きる事はない。花あり池あり崖ありおまけに歩く人も少ないときて、まさに楽園の様なコースだ。以前も書いたがこのコースを歩く人とは自然と会話が生まれる。油坂の頭で会った単独女性は別山をピストンして別当出合へ戻る予定だと言っていたが、自分がチブリ尾根から来た事を告げると、チブリ尾根をチャレンジしてみようかと思案していた。チブリ尾根を下る事をお勧めしておいた。
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    その後、南竜で石徹白の変態君に追いつき、ここで引き返した方が良いのでは?と話かけたが、やはり室堂まで行く決心は固かった。エコーラインかトンビ岩かどちらが良いか再び尋ねられ、どうせピストンするのなら行き帰り違う道を通ればどうか、とアドバイスにならない様な事を言ってしまった(汗。

    自分は南竜で休息をとるので、山荘前でエールを送って別れた。時刻から見て室堂へは12時頃に着くだろう。そこから再び復路を歩き、果たして何時に石徹白の登山口に到着できるだろう?日が暮れるまでには戻れそうだが、疲労の具合からして何とも心配が残った。

    注釈:ここで言う変態とは、普通の人が思いつかない様な発想で、または真似の出来ない様なコース・時間設定で果敢に登山を行う勇敢なチャレンジャーの事を言い、最上級の讃辞に値する言葉である

    [ 2017/07/30 10:15 ] 登山 白山 | TB(0) | CM(0)

    鬼ヶ岳登山道の異変

    先週末、鬼ヶ岳に登った際、途中の休憩所にこんな警告書が表示されていた。

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    鬼ヶ岳の登山道は、一昨年の夏頃から、愛好者の方々による整備が着々と進められていた。休憩所にはベンチやテーブル更には日除けの上屋やパラソルなどが設置され、非常に頭が下がる思いだった。

    この警告書に書かれている事が事実なら、非常に残念だ。この山を登る人の中に本当にその様な事をする人がいるのだろうか?俄には信じたくない事だ。

    [ 2017/07/11 11:39 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)

    遅ればせながら白山詣

    6月18日(日)
    5:19別当出合→6:00別当坂分岐→6:50殿ヶ池避難小屋→7:25黒ボコ岩→7:45室堂→8:15山頂→9:45黒ボコ岩→10:12甚之助避難小屋→10:45中飯場→11:10別当出合
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    今年初の白山詣。今年は7月頭から週末のマイカー規制が実施されるので、週末別当出合まで行けるのは今月末までだ。何とも不便になったものだ。昨日も5時過ぎに駐車場に着いた時は既に多くのマイカーがあった。
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    人の少ない観光新道を登る。このコースは別当坂分岐まで登れば気持ちの良い尾根歩きになるのだが、そこへ至るまでの急坂が厄介だ。40分かけて分岐に到着したが、今日はどうやら天気が優れない様だ。

    避難小屋手前から残雪が出始め、五葉坂まではほぼ雪の上を歩くが、慣れている人はアイゼン無しでも大丈夫だ。
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    山頂は寒く展望は望めない。人数は5,6人といった所か。暫くすると徐々に人が増え始めてきたので、水屋尻雪渓を黒ボコ岩まで一気下る。
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    砂防新道はこの時期相変わらずトラバース部分の残雪が嫌らしい。下りはそれほどでもないが、上ってくる人は結構難儀していた。この時期上りは観光新道の方が良さそうだ。
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    下山後は久しぶりに永井旅館の温泉で汗を流した。

    [ 2017/06/19 10:16 ] 登山 白山 | TB(0) | CM(0)

    2017富士登山計画(ルート編②)

    前述の4つの登山口へは全て車で行けるのだが、富士山特有の問題がある。夏のマイカー規制問題である。以前は夏の登山期間中でも週末に限られたりしていたマイカー規制が、ここ数年来ひと夏を通して平日・週末を問わず規制がかかる様になったみたいだ。これも世界文化遺産に登録された事で、環境的に見てもやむを得ない措置であろう。

    先日の石鎚山の様に、登山開始時間に合わせ登山口まで車で行って、下山したら即帰路に就くという自分の登山スタイルではマイカー規制は大きなネックである。因みに白山も今年は例年以上のマイカー規制が実施される様だ。

    そんな中、唯一マイカー規制が実施されない登山口があった。御殿場登山口である。
    fuji_car.jpg

    御殿場登山口へは週末でさえも規制が無く、これは例年通りの措置の様である。理由は前述のコース別年間登山者数を見れば一目瞭然である。更に日別登山者データによると、昨年御殿場ルートで一番登山者が多かった日は、7月17日(日)の557人が最高である。駐車台数500台に対し、ピーク時でも規制の必要が無い事がうかがえる。

    もうこの時点で御殿場ルートから登る以外に選択肢は無い。厳密に言えば吉田ルートを1合目から登るといった、マイカー規制の影響を受けない手段もあるらしいのだが、この場合6合目以降は5合目から出発した多くの登山者と合流する為、間違いなく渋滞に遭遇するのを覚悟しなければならないらしい。

    夏の2ヶ月間で20万人以上の登山者が訪れる富士山で、唯一マイカー規制が実施されない御殿場ルートとは逆に一体どんなルートなのだろうか?

    [ 2017/06/16 11:20 ] 独り言 山について・・・ | TB(0) | CM(0)
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